漫画家の年収って?
売れっ子になったら大きな収入を得られる
漫画家の年収は描かないと得られないので出来高制です。
連載を持って単行本が出版されると印税が入るので収入が安定してきます。
ただし作品が読まれるサイクルが早く、連載漫画を描き続けて知名度と人気を保ち続けなければ食べていけるだけの収入を得ることは難しいでしょう。
連載を持つと休みが無く、特に週刊誌の作家は時間に追いかけられる日となります。
漫画を描くことが好きな人は自分の絵に思い入れがありクオリティを保ちたいと思いつつも、精密すぎる描き込みを行っていると締切に間に合わなくて掲載できないということになります。
漫画を描き続けるには連載を持つことが大事なので、アシスタントを雇ってでも仕事を増やす漫画家が多いです。
売れっ子になると、アシスタントにかけて食事や家事を行う、メシ(飯)スタントを雇う漫画家も多いです。
描く漫画がヒットすると掲載されている雑誌の発行部数が伸びます。
単行本が飛ぶように売れて、稼ぎ頭となるため出版社からは丁重に扱われ待遇が良くなります。
そのうち作品がテレビアニメ化されると、それに伴ってグッズが多数作られます。
その権利で副収入が舞い込んでくると生活はかなり安定します。
テレビで放送されると作品が売れてグッズも売れるという相乗効果が起こります。
アシスタントから始めると給料は時給制
漫画家になるために、有名な漫画家や好きな漫画家のアシスタントになって修行する人は多いです。
出版社に作品を持ち込んで自分の作品を見て貰ってから、デビューへの足がかりとすることが多いのですが、その時にアシスタントを募集している漫画家を紹介して貰えることがあります。
きちんと時給や待遇などを明記している漫画家がほとんどですが、詳しいことは教えて貰えずに「手が足りないから、とりあえず手伝いに来て」と頼まれることもあります。
その場合は給料などについて詳しく訊ねておきましょう。
給料についてはどの程度の絵が描けるかによって高くして貰えることもありますが、ほとんど考慮されないようです。
超売れっ子でない限り高い時給を支払えない漫画家が多いので、一律1,000円~2,000円程度で変動しています。
作品が仕上がった段階で給料を渡されて終わりなので、派遣のような働き方になります。
漫画家が使う技をよく知っている人は重宝され、次の仕事も呼ばれて徐々に待遇が上がります。
漫画家の仕事をリアルに経験できるのでアシスタント経験は貴重です。